なんかもうフリーダム。
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夜が明ける その 「瞬間」 が。
「夜」と「朝」の境目って、あるよね。
本当に一瞬で、世界が入れ替わる瞬間が。
「夜」ってのは、何て言うのかな、冷たさ?厳しさ?
まあそういうの、凍った空気?嫌いじゃないけどさ。
厳格じゃない?
もうそれ自体で全てなの。
一晩中起きてたりすると、孤独な気がするのはきっとそれだね。
はっきりしてるんだ。
己と他との境界が。
それが明け方、だんだん曖昧になってくる。
「夜」の動きが緩やかになるっていうの?
いやうん、もちろん分からないよそんなの、見えないもの。
でも分かるだろ。
ああ、もうすぐ夜が明ける。
細胞がざわめく、そんな感覚。
不思議なもんでね。
やがて地平に太陽が頭を覗かせる。
氷付けになっていた体が、少しずつ自由を取り戻していく。
溶けていく空気と、動き出す生命。
取り戻すのは世界かな。
自分はここに在るんだ、って。
そう、その「瞬間」。
伏せていた目を上げて、
地平を見据えて、
新しい日への希望と覚悟と。
“明けない夜はない”
なんて美しく素晴らしき生命賛歌!!
まあそんなのは、一人の時の話。
だってそりゃそうでしょ、こんな風にさ。
誰かと一緒に過ごす時間が、厳しく冷たいわけがあるかって。
むしろアレだね、夜明けなんてくそくらえだね。
行きたくもない未来へ連れて行かれるくらいなら、このまま。
“明けない夜はない”
なんて美しく残酷な、
それは、現実。
逃げられやしない。
ホラ、夜明けだ。
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