あけましておめでとうございます

明けてからすでに十日以上が経過していますけれどもね。

昨年中は大変お世話になりました。
本年も変わらず自由な感じでちんたらいきますが、よろしくお願いいたします。



インテ楽しかったようでいいなあいいなあ！
春、GWと、皆さん既刊新刊引っ提げてきてくれると信じてる。
俺の財布の小銭が唸る！！
千円札と500円玉で数万円は用意しておくぜ！

えー、で、その日はわたくし、舞台ぎんがえいゆうでんせつを見てまいりました。

 

がっかり防止、傷つかないように思い切りハードルを下げての会場入り。
どうしようもなくてあたりまえ、そこそこならそれでいい。

と、そんな失礼極まりない気持で臨んだのですが。

いやこれがなかなかどうして割と面白かったです！
びっくりした！良く出来ていたよー！

まあ正直一幕はちょっとダルダルで寝そうになった(ってかちょっと寝た)のですが、
二幕からはガーッ！と盛り上がってわくわくしました。

せり上がる舞台と吊りモノ、ホリゾントってかスクリーン？と照明のおかげで、
ころころ変わる場面もそれなりに見せていてすごいなーと。
ちょっと言わせてもらえるなら、額縁気を使ってくれたらもう少し…と思ったけど常設じゃないしね。
大した装置はないはずなのにちゃんと見えるってのは、
まあこちらが先に原作を知ってるからかなぁと思うのですが。
舞台って「ここはこうですからね」って言われれば、客はちゃんとソレを脳内で補える。
二次元と三次元の間の空間なんだよね。だからやり方次第。

が、それは小さいハコの場合の手段じゃねえかな！！！！！！！

なにせ演出がピスタチオの西田さんじゃん…？
全体的には彼の手法だったんだろうなあ。
表現しないといけない部分が多すぎるから、ソレを人の体で表現してで補うのは巧いと思う。
でも、あれだけ舞台が大きいなら、色々に見せられる固定の装置を作るべきだった…んじゃ…？

アンサンブル？コロス？がいっぱいで楽しいと言えば楽しかったけど、
正直ちょっと多くて全体がわっさわっさしてる感もあった。
私は二階席から見たのでフォーメーションが分かったけれど、
アレ一階前の方から見たら役者が埋もれるよね…。

人数半分くらいにして、固定装置(それこそ額縁とか)に金を回せば、と思った。
第二章、三章と続くなら使いまわせる部分だと思うし。

とかまあ、裏サイドへの余計な考察はともかく。

一言で言うと
らいんはるとちょうかわいい。

もー！なんなのあのこMOE！！！！
青二才！とんだ青二才！！！！
ギュッってしたいわー戸惑え若造きゃああああ！

って、まあ、
原作好きの方々には不愉快なのでしょうけれどもね…
カリスマ感はなかったよね、ただただ頑張れかわいい頑張ればかちんって感じでした。
まー最初だからソレでもいいと思うけどねえ。
あのこはここからグングンぶりぶり伸びるからあああ！

ほぼ役者の所為じゃねえかなと思いました。
周りに比べてやっぱりね。
でも堂々としてたよ、そこは良かった。
演技の上手い下手は置いておいて、雰囲気？空気？はとってもラインハルトでした。

他の役者の方々も良かったです。
アンネローゼさまと皇帝の安定感は異常。
あとオーベルシュタインがなかなかに…これが…すき…！
若手はまだまだ伸び代があるんじゃないでしょうか今後に期待！

何だか知らないけど白兵戦には笑ってしまったのですが、どうなんだろうか。
広い舞台にたった三人であれだけやれればまあ…とも思うけど、長かったよ？！
せめて段差を何箇所か設けてくれればと。
派手目の音楽で一気にやってくれたらきっともっと良かった。

脚本は短い時間で上手いこと纏まってたと思います。
ただつなぎがちょっとダルかったんだよね…音楽合わせて上と下で別の場面やるくらいでもいいのに。
前述いたしましたが、大きいハコの演出じゃないんだ、それなんだきっと。

あ、音楽と言えばこれもそう。
原作・アニメの雰囲気を！ってのも分かるのですが、
艦隊戦をたかだか板の上で人間だけで表現するとなると、
クラシック音楽じゃスやはりピード感が足りない、ましてオケピあるのに(よね？)生ですらないとか。
だったらいっそ開き直ってゴリゴリのロックとかでやっちゃっても良かったんじゃないかなーと思うが、
あれ、それってどんな新感線。

あとはなんだろうなー衣装とかはまあ…時間か？金か？分からないけどちょっと物足りなかった。
帝国でコレって、同盟だとどうなっちまうんだ、華がないにもほどがあるわくわく！！！

えーとなんだ、色々言いましたが、
私は全体的にはそこそこ満足です。
原作や役者のファンの方はどうなんだろうなあ？
手法からして許せないと思っちゃったらそれまでだよね。
私は演出家のファンですからね！基本姿勢が肯定で観てるから！
逆にもっとやっちまえよ！とまで思ったけれど、それはまあね、ダメよね。

舞台の良さと原作の良さ、ギリギリで譲り合ったらこうなりましたよ、という感じでした。
そんなまとめ。
時間がもう少しあればもっとよくなるんじゃないかなー。第二章以降も　あ　り　ま　す　よ　う　に　。